IEEE 802.11 DSSS 無線機器における DoS の脆弱性 続き
昨日の続きですが、色々なサイトで取り上げられているので見てみたのだが、結局
802.11bのカードのファームをちょいと弄れば速攻で攻撃できるから脆弱だ(超約)
という感じの論法ですね。
それって単に802.11gや802.11aのカード(のファーム)が出回ってないとか、まだ解析が進んでないので「脆弱性が無い」と言ってるだけやん。
何かアホらしい事で騒いでる気がするなぁ。
そのうち802.11gや802.11aが流行ってきて、ファームの解析が進んでくれば「802.11gにDoSの脆弱性」とか言って騒ぐのかなぁ?
ちなみに、この勧告で取り上げられているような脆弱性を突いた攻撃は、5年前(802.11b機器が初めてCOMDEXなどに登場した時)にはもうやってましたがな。私(^^;
いぇ、APのファーム作ってる時に、カードのファームの入れ替えに失敗して、壊れたパケットをバラ撒いただけですがね(^^;
この程度の事を「DoSを受ける脆弱性」というのなら、有線LANだって「ハサミで切ればDoSを受ける脆弱性」がある訳でしょ?
無線LANのファームを解析するよりうんと簡単(^^;
必要なコストはハサミ代。ダイソーで買えば100円(だけど、ハサミぐらいどこにでもあるし)(^^;
もう一つおまけで、「対策」として
組織内等で無線 LAN を運用している場合には、改めて無線 LAN の電波の到達範囲を確認し、可能であれば範囲を狭めるなどの対策をご検討ください。
とか書かれてますが、この対策は無意味ですね。
いくら送信電波が届く範囲を制限しても、遠くから来る妨害電波を受信してしまえば同じ事。
妨害を与える方は、その組織の意向に沿う必要は全く無い訳で、いくらAP側で送信出力を制限しようと、バンバン強力な妨害波を出せばやっぱり影響を受けてしまいます。
この辺見ても、やっぱり電波のシロウトが騒いでるだけという感じを受けるなぁ。
カードのファーム弄って、違法承知でやるのであれば、無線LANで許可されている出力の1.5~2倍は出せるし。
カード自体はたいていの場合、かなりの出力を出せる。
それを工場出荷時に調整したり、バラ付きがあっても確実に許可される範囲内になるようにパラメータ設定したりして抑えている。
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