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2004.09.09

2秒のサンプリング

ITmediaの記事で「2秒のサンプリングでも盗用? ラッパーに厳しい判決」というのが載っていた。
米国の事例で日本のではありませんが。

2秒というのはすごく短いようにも感じるけど、ギターリフだとたとえ2秒でも、いやもっと短く1秒とか1音であっても「その人にしか出せない音」というのはある。
逆にパクりまくりのJ-POPだと(←偏見(^^;)10秒ぐらい聞いてもどの曲か、誰の曲か、誰の演奏かわからない場合もある。
場合によるけど、「その人にしか出せない音」であれば2秒でも保護すべきではあると思う。

だけど、その「保護」というのをどこまでやるかというのはまた別の問題で、まぁぶっちゃけここで「保護」という場合使用料をいくら払うかという話になっちゃうんだけど、たとえばイントロ当てクイズみたいに曲のごく一部とは言え、そのまま利用する場合と、今回のように素材として加工して利用する場合では、また違った「保護」が必要なんじゃないだろうか?

イントロ当てクイズとかだと、ごく短いフレーズであっても、その曲全体を想起させる事を目的として使う訳だから(想起できなきゃ曲名が当たらない(^^;)、そういう場合は1曲として使用料を支払うべきだろうし、支払う価値があると思う。
サンプリング素材として使う場合は、そのが使いたい訳ではなく、そのフレーズが欲しい訳で、それに1曲分の課金というのはちょっと行過ぎじゃないかと思う。

米国と違って日本の著作権法では、著作物を人格権と財産権という2面から捉えるような法体系となっている。
この場合、財産権は及ばないけど(使用料を支払わずに使っていいけど)、人格権は認める(その人の著作物であると認める)という落し所もあるので、たとえばライナーノーツに誰のどの曲を使ったかを明記すれば使用料を支払わずに使えるというのも可能かもしれない。
(あくまでも、こういうやり方もあるんじゃないか?と書いてるだけで、そういう使い方が世間一般で認められている訳ではない)

音楽にしてもコンピュータのプログラムにしても、全く独自の発想/着想で完全に独立した著作物というのから、完璧なパクリ(^^;までの間にグレーな部分が連続して(限りなく黒に近い濃いグレーから限りなく白に近い薄いグレーまで)ある訳だけど、その閾値をどこに設定するかというのは大変難しい問題だと思う。

え?結論?
ありません。ゴメン(^^;

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コメント

著作権について、それを所有する人が、最初にどの程度のレベルまで、権利を主張するか最初に決めるもしくは、ある程度時間が経過したものは、その効果がゼロにならないまでも公的なものにある程度中和されるといった見直しのようなものが必要なんぢゃないかなぁ。。

などと、せるだんさんの話を読ませてもらって、うっすら思ってしまいました・・・。(^_^;;

投稿: あいり | 2004.09.10 08:56

最初に「どんどん使ってください」と言っておいて、後になって「やっぱりヤメ」というのは難しいでしょうから、最初に決めるという事になれば、かなり厳しい制限で決める場合が増えちゃうんじゃないかなぁ?
それに、個別に決めるとなれば、使いたいものに限って使えないとかありそうな予感が(^^;

投稿: <セルダン> | 2004.09.10 17:02

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