人体通信
ITmediaの記事で「人体通信の実用化に成功──松下電工が販売開始」というのがあった。
技術としては面白いと思うけど、実用的価値からするとどうなんだろうね?
たとえば記事に例として載っている計量販売の場合なんかだと、商品タグと計量器に人間が触れる必要がある。
計量販売でも惣菜とか菓子類とかならまだしも、肉や魚だとどうしても手が汚れちゃう訳で、その汚れた手でタグと計量器の両方に触らなきゃいけないというのは衛生上の問題もあるだろうし、接点の汚染による通信不良とかも起きそうな予感。
そもそも、一番汚れがちな手の近くである手首にリストバンド巻かなきゃいけないというのはかなり問題では?
完全防水にしとかなきゃ手も洗えないし、完全防水だと蒸れそうでヤダ(^^;
いちいち外さなきゃいけないならなおさらヤダ(^^;
他の用途として人と人の間での通信ってのもあるけど、欧米ならまだしも、日本でビジネス上握手など皮膚的接触をする場面というのはほぼ無い訳で、それが受け入れられるかどうかというのは疑問。
入退室管理ってのもあるけど、いちいち接点に触れなきゃいけないとなるとどれだけフォローできるかなぁ?
たとえばドアノブに接点付ければドアを開け閉めした人はわかるけど、一人がドア開けて何人かが一緒に通ってしまえば他の人はフォローできない。非接触のRFIDの方が有用だろう。
電子マネーって言っても、通信するためにわざわざリストバンド巻くぐらいなら、そのままカードでも通した方が早い。
病院での患者特定って言っても、そういう用途なら非接触のRFIDの方が適当だろう。
ゴツいリストバンドも電池もいらないし、手首にリストバンド巻いてたら脈取るのにも邪魔だし、特に重病患者だったりすると、いくら微弱とはいえ電流流せば心電図や脳波といった更に微弱な情報の収集の妨げになるだろう。
と考えれば、結局アミューズメント用途ぐらいしか残って無さそうな予感(^^;
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コメント
うーん私も記事読みましたけど。
微妙な感じですよねえ(^^;
投稿: ちぃ | 2004.09.14 19:07
ITmediaの記事、見ましたけど私には難しいことが書かれていた...^^;
セルダンさんのスレを読んでなんとなくわかりましたww
投稿: みぃ | 2004.09.14 22:41
人体に流れる電流は体脂肪計と同じくらいと書いてありましたが、それを頻繁に行うとなると本当に安全といえるのか非常に疑問じゃないでしょうかねえ。。
投稿: ももか | 2004.09.15 02:52
>ちぃさん
微妙ですよね(^^;
って言うか、何か新しい用途はありそうだけど、記事に書かれてるような用途にはちょっと無理があるんじゃない?という感じ
>みぃさん
私はわからなくなってきました(^^;
>ももかさん
体脂肪計って多分直流だと思うんですが、コレは通信する訳だから高周波で変調されちゃってるので、それも余計に悪影響ありそうな予感
もっと周波数低ければ低周波治療器代わりにも・・・なりそうにないか(^^;
投稿: <セルダン> | 2004.09.15 03:50