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2005.06.16

D-cubic

無線LANの“堀江流”価格破壊 法人サービス積極展開
ライブドアが始める公衆無線LANのD-cubicの話。

これってマトモに使えるのかなぁ?
802.11b/gという事は2.4GHz帯。
ここだと表向き(?)には14chある事になってるけど、実際はチャンネル同士が一部重なってるので、完全に分離して取れば4chしか取れない。

数学で有名な問題として4色問題というのがあるんだけど、要するに4色あれば地図の塗り分けができる(事が多いんだけど、数学的に証明できる?と聞かれると難しいね)という問題。

# ってなんだそれわ(^^;

実際使えるチャンネル数が4chしか無いという事は、実地でこの4色問題を解かなきゃいけない訳で、しかも電波というのは(無指向性であれば)発信源を中心にした同心円状にエリアができるので、地図の塗り分けよりもある意味難しい。
地図と違って重なっても良い(というか重なってないと使い辛い)というのはあるけど。

その上、4色で塗り分けられるのは平面の場合だけで、立体になると4色では無理。
実際ビル内に無線LANのAPを設置する場合、ワンフロアは4chあれば事足りても、上下の階からの抑圧が発生したりという事は結構あって、設置場所の選定、チャンネルの設定が難しい場合も少なくない。
ビルの上下だと鉄筋が入ってたりして関係無さそうに感じるけど、吹き抜けがあったりして電波ダダ漏れという場合もあるし。

駅構内とか空港とかの、限られた場所へ計画的にAPを設置するならまだしも、こういう電柱がある所という制約があったり、不規則に建物が建っている場所で、順次APを増やしていくというのだと、不感エリアの解消とかスゴく難しいような予感。
しかも、この帯域はD-cubicだけに割当てられてる訳ではないから、APを設置した近くに別の人がAP立てたりすると抑圧を受けたりという事は当然出てくるハズ。
元々この帯域は「みんなで仲良く使いましょうね」という前提で使えるようになってる帯域なので、「オレが先に立てたんだからオマエらどっか行け」と言える筋合いでは無いし・・・

APの数はカネで解決できるけど、電波の帯域はカネでは解決できないから(ってどこか別の帯域をカネで押さえて、その帯域を使える独自仕様の無線LANを作れば別だけど、そこまでしたら採算合わないだろうし)、いくらフジからカネもらって資金が潤沢にあるライブドアでも難しいのでわ・・・
とりあえずカネで解決できるのはライブドラを配るぐらいまでかなぁ(^^;
しかし、IT系(謎)が菓子、特にアンコ系に手を出すとロクな事が無いという実績も・・・(^^;

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コメント

>数学で有名な問題として4色問題というのがあるんだけど、要するに4色あれば地図の塗り分けができる(事が多いんだけど、数学的に証明できる?と聞かれると難しいね)という問題。


これって、証明されたのではなかったかしらん?!
コンピュータの力技で何パターンかに分けて、再び、力技で全部を塗り分ける ようなことをしていたと思う。

投稿: moke- | 2005.06.17 07:44

>moke-さん
証明はされましたが、力技で解いてるだけですので、困難さという意味では証明されていない時と何も変わってないです。
困難でもやがては必ず解決するという事がわかっただけでも違う事は違いますが(^^;

投稿: <セルダン> | 2005.06.17 17:35

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