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2006.02.02

Net&Comな話

「放送と通信の融合」を制作現場はどうとらえているのか

NET&COM 2006でのパネルディスカッションの記事。
まぁ色々あるけど、結局

菊池氏:乱暴にいってしまうと、すべては費用対効果の問題に尽きるのではと考えている。大事なのは権利者も含めて、関連する人すべてにネット上にコンテンツを流すことがビジネスとしてプラスになるととらえてもらうこと。そうすれば、制度は後からついてくる。
というのが全てなような気がする(^^;
前にも何度か書いたけど、「放送と通信の融合」という話が出た場合、そのほとんどが通信側から出た話で、色々言葉を飾ってみても、結局「オレらにも金儲けさせろ」という話で(って大雑把スギ(^^;)、しかも、「パイを広げて利益を分け合いましょう」というのではなく「オマエら儲けスギだからオレラにも寄越せ」という無茶な話が多い。
パイが広がるような絵空事を描いて来る事もあるけど、実現性の薄い、ライブドアの粉飾決算並(^^;の絵空事だったりするし。

特にヒドいのが、「権利関係が難しいのは、放送局があらかじめマルチユースを考えた契約にしなかったからだ」とかいうの。
放送局にとって、マルチユースの予定も無いのにマルチユースを考慮した契約を結んでどんなメリットがあるのか。
ただ単に手間がかかって契約料が上がるだけでデメリットはあってもメリットは何も無い。

もちろん、マルチユースと言っても、最近ではドラマなどをテレビで放映した後でDVD化するというのは良く行われてる事なので、DVD/ビデオ化の権利あたりまではどこでもやっている。
それに加えて、将来やるともやらないともわからないIP化の権利まで、あらかじめ放送局に抑えておけなんてのは無茶な話だろう。
権利者にとっても、将来どれだけの利権をもたらすかわからないものの権利を売り渡すとなれば、考えられる限りの最大限の価格を付けないと・・・という話になってくるだろうし。

結局、放送局としてはIP化の権利までまとめるというのは費用対効果で考えれば、(少なくとも現時点では)マイナスだからやらない。ただそれだけの事。
そりゃ~将来は宝の山になるかもしれないけど、そんな将来どうなるかわからないようなものは、IT系の山師(^^;が勝手にやってくれよ。ってな感じではないだろうか。

今通信系が言ってる事というのは、DVDとかたくさん持ってる人の所へ行って「それ面白そうだから売ってくれよ」「中古だから一本500円でいいだろ」「オレに売ると無くなるから困る?何でオレに売れるようにあらかじめ沢山買っとかなかったんだよ」「DVD屋に買いに行け?だって面倒じゃん」っていうようなモノ。
要するに、放送には何のメリットもなく、通信だけメリットがあるワガママを言ってるから何も話が進まない。

GyaOの菊池氏が言ってるように、放送、通信、権利者の全員にメリットがあるような形にして行けば、自然に「放送と通信の融合」も進んで行くんじゃないだろうか。
ただ、GyaOのやってる事が「放送と通信の融合」か?と言うと、それは違うんじゃないかな?という気もする。
GyaOは、ソレはソレで面白いと思うけど、アレはあくまでもレンタルショップの派生系なんじゃないかな?
DVDやビデオという物理媒体の代わりに通信を使う。レンタル代を借りた本人が払う代わりに広告出稿者が払う。という違いだけで、「放送と通信の融合」という程「融合」してないような・・・

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