「IPv4アドレスは「数年から10年で枯渇」 JPNICが対策を提言」
何か、20年以上前から枯渇する枯渇すると言われてますが・・・
まぁ、石油みたいなもんで(^^;
「対策を提言」と言う割には何か具体性に欠けると言うか何と言うか。
要するにいつまで経ってもIPv6に移行しようとみんなが考えないからマズい訳で、みんなが気軽にIPv6に移行しようとするインセンティブが用意できないと、結局いつまで経ってもダメなんじゃないかなぁ?
特にプロバイダとかでIPv6はオプション設定で別途金がいりますよってな感じでやってる所も多いけど、そういうのだと気軽にIPv6使ってみようかな?という気もしないだろうし。
IPv6を増やして、なおかつIPv4の使用を減らすなら、もっと効率的な方法はある。
たとえば、プロバイダがIPv6に課金するのであれば、その最も高い単価(たとえばOCNだとOCN 光サービスIP1 (F) ビジネスタイプの月7,350円)を割当しているIPv4アドレス数にかけたものを「IPv4利用税」として課金すると(^^;
もちろんIPv6は全部タダで使えますよ~ってやってるプロバイダなら「IPv4利用税」は免除。
IPv6だろうとIPv4だろうと、一つの接続サービスによって発生するトラフィックはほぼ同じ(IPv6の方がアドレスが長い分若干多いだろうが)な訳で、トラフィックに対しての課金は接続サービスで課金済みな訳だから、IPv6オプションに対する課金というのは、純粋に「IPv6アドレスを使用できる事に対する対価」であり、そのプロバイダはIPアドレスにそれだけの価値を認めている訳だから、それなら同じだけの価値をIPv4に認めてもいいじゃないかという話。
もちろん、こんな金払うプロバイダは無いだろうから(^^;、IPv6のオプション料金は無い方向に向かうだろう。
すると、みんなIPv4でもIPv6でも好きな方(または両方)を付加課金無しで使える環境が整う。
そうなれば、サーバとか立ててる人は、「タダならIPv4でもIPv6でもどっちでも接続できるようにしようか」というデュアルスタック化へのインセンティブが生まれる(ほとんどのサーバ環境では、デュアルスタック化への対応はされているから、要は管理者がやる気になれば済む話)。
サーバ側のIPv6対応が進めば、クライアント環境としてもIPv6で困らない状況になってくるからWindows VistaとかのIPv6レディなOSが増えてくれば、IPv6の採用も進んでくるだろう。
で、ここまではIPv6を増やす話。
そうやってIPv6レディなクライアント環境が整うのを5年ぐらい待った後で、今度は本当に(^^;IPv4課金を行う。
単純にIPv4の数で課金しちゃうと大規模プロバイダ程負担が大きくなってしまうので、IPv4アドレス数-(実際に使用されている)IPv6/64ブロック数に対して1個あたり100円とか課金をする。
IPv4よりもIPv6の使用数が多いプロバイダだと、どんなに大きなプロバイダでも課金0だし、IPv6対応してないプロバイダだと丸々IPv4アドレス数だけ課金がかかって来る。
プロバイダとしても、課金を減らすために、IPv6の啓蒙をしたり、逆にIPv4をオプション設定にして課金したりという事になるだろう。
そうなれば、ユーザとしても「無駄に金払うぐらいならIPv6でいいか~」と移行するインセンティブとなる。
ミソとしては、IPv6に積極的なプロバイダには課金がかからないようにして、消極的なプロバイダからは金を取る事で、IPv6への移行を進めると。
まぁ、JPNICなんてプロバイダの寄り合い所帯(^^;だから、自らに課金をするような、こういう方法は絶対取らないだろうけどねぇ(^^;
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