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2006.06.09

キラーコンテンツ?

インターネットのキラーコンテンツは「ビデオ」だ

え~っと、キラーコンテンツってインターネットを殺すコンテンツって意味でしょうか?(^^;
今でもプロバイダ間でデータのやりとりしてるIXは飽和気味なのに、ビデオなんかがバンバン増えちゃうと、それはもう大変な事に・・・
って、まぁシスコの中の人にしてみりゃ、高速な(=高価な(^^;)ルータの需要が増えて万々歳って所なんでしょうがねぇ

例のwinny規制にしても、プロバイダにしてみれば情報漏洩なんてどうでも良い(^^;話で、本音の部分としては「トラフィックがやたら多くてかなわん。情報漏洩が問題になってるから、それに託けて規制しちゃおうよ」という感じなんじゃないかなぁ?
今は、他のユーザに比べてwinnyユーザは帯域使いすぎだから制限しますよってのが通ってるけど、ビデオとかで帯域使いまくるユーザが増えれば帯域を理由にwinnyを制限する事はできなくなっちゃうだろう。

たとえばIIJだと、一日15GBを越える上りトラフィックのあるユーザは制限するという事になっている。
それに対して、たとえばGyaOだと高画質で768kbps。という事は1日中見続ければ6GB程度の帯域利用となる。
これだと半分以下だけど、768kbpsは低画質のものに比べれば(^^;高画質ではあるけど、TV等と比べればお話にならないほど低画質な訳で、インターネットでビデオを見るユーザが増えれば増えるほど、高画質化への要求は高まってくるだろう。
となれば、768kbpsが1.5Mbpsになり、3Mbps、地上波SD並みの7Mbpsとなってくるのは必然というモノ
逆に高画質化しないと一般化も難しい。
7Mbpsになれば6時間で15GBぐらいにはなる訳で、そうなれば一日15GB程度使うユーザなんてのはそこらじゅうにいるという話になる。

もちろん、上り下りの違いはあるけど、一日中7Mbpsの視聴(と言うより点けっぱなしのながら視聴)して、一日60GBの下り帯域を使うユーザはお咎めなしで、一日15GBの上り帯域を使うユーザはアウト、というのが通るか?というと難しい話になるだろう。
ここではビットレートが10倍という話で書いたけど、ビットレートは今と同じで10倍の人が見れば、全体としての利用帯域は同じだけになる訳で、一日15GB程度の帯域利用でアタフタしているプロバイダにとっては、GyaOの実利用者(登録だけした人ではなく、実際に毎日視聴してる人)が10倍になればそれだけでお腹いっぱい(^^;という話になってしまう。

というように、ビデオというのはデータ量も、使用時間も他とは比べ物にならない程のリソース食いなモノなので、プロバイダにしてみれば、そう簡単に流行ってもらっては困る(^^;んじゃないかな?
ルータの高速化はもちろんだけど、他にもIXでのピアリング料、バックボーンの広帯域化、フレッツであれば県域網との接続帯域増速と、どれもオカネのかかる話ばかりだし。
そのうち、GyaOとかYouTubeへの接続は制限されるようになったりして。
制限なしのビデオコース(仮称)は料金10倍とか(^^;

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コメント

見る側からして、家庭内で複数台持つご時世、家族みんなが動画コンテンツ見られた日にゃ、カクカクするぞと腹立たしい戦いになりそうですw

ネットじゃやはり、画質に難がありますね
どう考えてもこのままじゃ限度があるでしょうに
そんな中、この先回線事情はどう進化していくんでしょうか

投稿: むさし | 2006.06.10 00:49

>むさしさん
技術的な面から言えば、現状よりかなり上(謎)までは既に実現可能な機器も増えて来ていますから、技術的理由でこれ以上無理って事には当分ならないと思いますが、問題はやっぱりカネですね(^^;
いくら技術的に可能と言っても、それなりにオカネがかかる事なので、商業プロバイダとしては、いくら要求が上がってきても採算合わなきゃやらないだろうし。

で、採算の話になると、プロバイダの安値競争が一段落してるとは言え、価格引き上げができるような状況ではないですし、普及率もかなり上がってきてますから、これから爆発的に加入者増(=収入増)というのも難しいでしょう。
まぁ、ADSLから光への移行で増収というのもあるにはありますが(って言うか、もうこれぐらいしかパイを広げる方法が無い?(^^;)、光にすればそれだけ需要も増えちゃうので、それなりに設備も増強しなきゃいけないし・・・

となると、数年先というスパンで見れば、そう格段に通信環境が良くなるというのは無さそうな予感

投稿: <セルダン> | 2006.06.10 01:27

 分散システムを発展させ、一億総サーバー化計画を実施するとか・・・ 配信映画を見たら、3日間だけHDDに保存され、その間サーバーとして提供したら、キャッシュバックがあるとか・・・

投稿: 文庫老 | 2006.06.10 09:34

>文庫老さん
ソレは色々な面で大変そうな気がします。

まず、ストリーミングではなくHDD保存となると、その保存されたデータを固定化(謎)して横流しするのが絶対出てくるから、それをどうするかとか。

それにキャッシュバックとなると、当然(?)有料コンテンツという事になる訳ですが、上り帯域のコントロールが難しいユーザ回線を使用し、また、サーバとなるPCのパフォーマンスも保障できない訳で、そんな環境で有償サービスを提供するというのは、かなりの冒険(^^;なような気もします。

まぁ、コンテンツ自体は無償で、広告収入からサーバ提供したユーザにはいくらか金なりポイントを払うという方法もあるでしょうが、そうなると自分で他のPCからダウンロードしまくればそれだけでお金がもらえる事になってしまうので、そういう不正をどうするか。
自分じゃなくても友達でも良い訳で、友達同士お互いに、たとえば寝てる時とかPCを使わない時は相手のPCに入ってるコンテンツをダウンロードしあうようにすれば二人とも儲かります(^^;

そういう不正対策に頭を悩ませるぐらいなら、いっそサーバとか回線を自前で提供した方が安上がりになってしまったり・・・

投稿: <セルダン> | 2006.06.11 01:22

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