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2007.02.05

Apple商標訴訟のアレ

Apple商標訴訟がついに決着――“Apple”はApple Inc.のものに

何かヤヤコシイ話になってますが、「英Apple Corpsがリースバック(違)で名前を現金化できて大儲け(激違)」という感じでしょうか。

しかし、私的には
オマエら全世界のリンゴ農家に謝れ!
という気もするんですが(^^;

Appleなんて元々「リンゴ」でしょ。
自分で考え出した新しい語であれば占有権を主張するのも良いかもしれませんが、一般的になってる語を使われてない分野に持ち込んで占有権を主張し、しかもお互いにいがみ合ってるって、ソレ何なの?みたいな。

学校で机の上に勝手に線引いて「こっからオレの陣地。入ったらデコピンだからな!」って言ってる小学生とやってる事は一緒でしょう。
「その机はオマエらのもんじゃね~!学校のだ!」みたいな(^^;

ところで、もう一つの商標権問題の「あいぽん(違)」の方はどうなるんでしょうねぇ?
京セラの「京ぽん」というのもありますが、このまま「○○ぽん」が流行ると、カシオが苦しい事に・・・
「しーぽん」にすると某所からクレームが(^^;

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

ぼんといえば、サザエぼん…って古いね(^_^;)

投稿: あにゃ | 2007.02.06 07:19

角瓶事件
http://www.u-pat.com/g-13.html

韓国ガンダム裁判
http://www5d.biglobe.ne.jp/~DD2/Rumor/gundam.htm

投稿: おろ | 2007.02.06 10:18

> 自分で考え出した新しい語であれば占有権を主張するのも良いかもしれませんが

日本における商標法3条(一般的登録要件)のお話ですね。
商標は世界的に基本的な保護思想がほぼ統一されているので、日本の法制でお話します。
商標は「選択」であり、「創作」ではありません。
ある「商品又は役務における普通名称(3条1項1号)」であっても、異なる商品又は役務において普通名称でなければ、(日本の場合はこの他に3条1項各号に該当していないことを条件として)基本的には自他商品等識別力を有すると判断されます。
したがって、「アップル」を普通名称として取り扱わない商品又は役務であれば、何でもよいのです。
つまり、 Apple Records も、 Apple Computer(現・Apple) も、夫々の会社が提供する商品や役務が「アップル」を普通名称として取り扱わない商品又は役務であるので、全く問題ありません。

投稿: 松田陽一 | 2007.02.06 20:08

>あにゃさん
すみません。しーぽん言いたかっただけです(^^;

>おろさん
まぁ、商標絡みは色々とありますが、何か実感と違うモノが多い気もしますね。

>松田陽一さん
いゃ、法律論としてそれらが保護されるのはわかるんですが、「そんなもん法律で保護する必要無いんじゃねぇ?」という話で(^^;

投稿: <セルダン> | 2007.02.06 20:29

> 「そんなもん法律で保護する必要無いんじゃねぇ?」という話で(^^;

それがあるんです。
商標法の目的は、商品又は役務の出所の混同を防止し、取引秩序の維持を通じて産業の発達に貢献することです。
「商標を保護することにより、商標の使用をする者の業務上の信用の維持を図り、もつて産業の発達に寄与し、あわせて需要者の利益を保護すること」(1条)
ここで、本当の保護対象(客体)は、実は商標そのものではなく、商標に化体した業務上の信用です。
商標の保護を通じて、「商標の使用をする者の業務上の信用」を保護するのです。

ここで、その商標に創作性があるか否かは一切問いません。
取って付けたような名称であったとしても、その名称に業務上の信用が化体していれば、保護する必要があるのです。

投稿: 松田陽一 | 2007.02.07 07:37

>松田陽一さん
いゃ、「商標」というものを否定してる訳ではありません。

現行の商標法では
>ここで、その商標に創作性があるか否かは一切問いません。
となってるのを、創作性があるものに限っても良いんじゃねぇ?と言ってる訳で、法律で守ってもらいたければ創作性のある商標にすれば良いし、守ってもらう必要が無ければ一般的な語を選ぶ自由もある。それは各社の思惑でやれば良い話です。
「一般的な語を商標としてはいけない」と言ってる訳ではありません。

ちなみに「Apple + Records」とか「Apple + Computer」という一般的な2語を新奇な組み合わせで使用する場合は、その「組み合わせ」の新奇性を認めても良いと思いますが、だからと言ってそこで使われている「Apple」という部分マッチまで保護する必要は無いのではないかと考えています。
それを保護するなら、「International」という語を含む商標は、全てIBMという商標とぶつかるという事になってしまいますし:-)
ましてや「Apple」だけになってしまえば、もう保護する必要なんて無いのではないかと・・・

投稿: <セルダン> | 2007.02.07 17:22

| 現行の商標法では
| >ここで、その商標に創作性があるか否かは一切問いません。
| となってるのを、創作性があるものに限っても良いんじゃねぇ?と言ってる訳で、

何故、創作性が必要なんでしょうか?

| 法律で守ってもらいたければ創作性のある商標にすれば良いし、守ってもらう必要が無ければ一般的な語を選ぶ自由もある。それは各社の思惑でやれば良い話です。

法で守らなければ、競業秩序の維持が図れません。

投稿: 松田陽一 | 2007.02.09 00:01

>松田陽一さん
>何故、創作性が必要なんでしょうか?
創作性の無い一般的な語というのは、その言語文化圏共通の公有財産だから。

>法で守らなければ、競業秩序の維持が図れません。
今現在でも、会社名にしても製品・役務名にしても、商標登録は必須ではありません。
実際、商標登録されていないものはたくさんあります。
法で守ってもらいたければ商標登録をし、守ってもらう必要が無ければ登録しないという状況に既になっている訳です。

また、「普通名称を普通に用いられる方法で表示する標章のみからなる商標」など、既に商標として登録できないものもあります(まぁ、3条2項で登録できたりしますが、2項の要件を満たすまでは法的保護は受けられませんし)・・・って事は釈迦に説法でしょうが(^^;

ですから、法的保護を必要とするなら創作性のある商標にしなさいという制限を加えても、殊更秩序維持に影響があるとは思いません。
最初から保護されたければ、任意に選択できる商標を創作性のあるものにすれば良いだけですから。

投稿: <セルダン> | 2007.02.09 02:06

| 創作性の無い一般的な語というのは、その言語文化圏共通の公有財産だから。

それは、「その言葉をその商品・役務において使うと一般的な語として取り扱われる」だけです。

さて、百歩譲ってそのような条約にするとして、その「創作性」の基準はどうしましょう?

| 今現在でも、会社名にしても製品・役務名にしても、商標登録は必須ではありません。
| 実際、商標登録されていないものはたくさんあります。
| 法で守ってもらいたければ商標登録をし、守ってもらう必要が無ければ登録しないという状況に既になっている訳です。

「法で守ることができる」という可能性を用意することと、「法で守る必要がない」と、商標登録のための門戸を閉ざしてしまうこととは大きな違いがあります。
前者は商標の使用をする者の自由意志ですが、後者はその可能性が閉ざされます。
商標登録をするか否かは、費用対効果等、商標登録する必要性に応じて、商標の使用をする者が自由意志にて決定します。
商標登録したい者の可能性を閉ざすと、商標権を生じえませんから、侵害を理由とする差止請求(商37条)を行使できません。
ですので、可能性を閉ざすことは競業秩序の維持に繋がりません。

特に、著名商標は業務上の信用が多大に化体しています。
それを使用するだけで「売れる」のです。
業務上の信用は、ちょっとしたことですぐに毀損されてしまいます。
一旦毀損された業務上の信用を回復させることは、大変難しいです。(最近では不二家の例が顕著ですね。)
ですので、商標権侵害の罪(78条、82条)は重く設定されています。

| また、「普通名称を普通に用いられる方法で表示する標章のみからなる商標」

普通名称の規定の3条1項1号は、
「『その商品又は役務の普通名称』を普通に用いられる方法で表示する標章のみからなる商標」
です。
つまり、『その商品又は役務の』普通名称、です。
「普通名称」とは、商品・役務と切り離した概念ではありません。

| (まぁ、3条2項で登録できたりしますが、2項の要件を満たすまでは法的保護は受けられませんし)

3条2項の規定は、3条1項3号、4号及び5号の規定に対する例外規定です。
1号、2号、6号はこの規定の対象外です。

普通名称は、当該商品・役務において幾ら使っても普通名称です。
自他商品等識別力を発揮することはあり得ません。

Appleは、「果物」「食品」という商品において普通名称ですが、「コンピュータ」「音楽の提供」という商品や役務においては普通名称ではありません。
したがって、コンピュータ業界で「Apple」といえばすぐに件の会社や商品が想起される。
これが、自他商品等識別力です。

投稿: 松田陽一 | 2007.02.09 06:30

>松田陽一さん
>それは、「その言葉をその商品・役務において使うと一般的な語として取り扱われる」だけです。
語源がその商品・役務の名称そのものなのか、それとも全く別の何かなのかというのは、全く意味合いが違うでしょう。

上でおろさんがURLを書かれているガンダムの問題にしても、その語源が日本アニメの「ガンダム」である事が明らかであるために、いくら一般的に使われているからと言っても商標と認めないのはおかしいのではないか?と思わせているのではないでしょうか。
オーストリアでウォークマンが商標と認められなかったのも同様に、その語源が明らかで、なおかつ、(名称付与時には)独創的であったからこそ、そららの判断に対して違和感を覚える人が多いのではないかと思います。

ですから、仮に一般的な語として取り扱われるようになったとしても、創作性のある語と他所から借りてきた語は別物でしょう。

>さて、百歩譲ってそのような条約にするとして、その「創作性」の基準はどうしましょう?
現商標法の、「その商品又は役務の普通名称を普通に用いられる方法で表示する標章のみからなる商標」から「その商品又は役務の」「普通に用いられる方法で」を外せば良いだけで、既に普通名称か否かという判断は行われている訳ですから、新たに困難な判断を求めるものではないと思います。

>ですので、可能性を閉ざすことは競業秩序の維持に繋がりません。
現に「その商品又は役務の普通名称を普通に用いられる方法で表示する標章のみからなる商標」に対しては可能性を閉ざしているではないですか。
でも、そのような名称を(登録できないまでも)商標として実際に使用してるでしょ?
他にも「山田商店」とか、登録の条件が厳しいものもありますし。

そういう可能性が閉ざされる(厳しい)ものを選択する自由も、簡単に登録できる商標を選択する自由もある以上、有名になった後で登録できないのは元々の選択の結果であり自己責任だという運用が現に成されているのですから、殊更競業秩序を破壊する問題ではないでしょう。
可能性を閉ざすことは競業秩序の維持に繋がらない(必ず可能性を残さなくてはいけない)と言うのなら、3条は撤廃すべきという事になります。

もちろん、移行に当っては既に商標として使用している人に影響が出ますから、何らかの移行措置は必要でしょうが、それはまた別の話。

>1号、2号、6号はこの規定の対象外です。
ああ、そうですね。すみません。

投稿: <セルダン> | 2007.02.09 17:07

>それは、「その言葉をその商品・役務において使うと一般的な語として取り扱われる」だけです。
語源がその商品・役務の名称そのものなのか、それとも全く別の何かなのかというのは、全く意味合いが違うでしょう。

| 上でおろさんがURLを書かれているガンダムの問題にしても、その語源が日本アニメの「ガンダム」である事が明らかであるために、いくら一般的に使われているからと言っても商標と認めないのはおかしいのではないか?と思わせているのではないでしょうか。

本当に内容を見たんですか?
当該ページには「信憑性が薄い」と書かれています。
この場で取り上げる問題ではないと思います。

仮に、ガンダム事件が真実であったとして、それはその国の政治の力によるものでしょう。
商標法、或はその上位に位置する条約の不備ではありません。
矛先が違います。

| オーストリアでウォークマンが商標と認められなかったのも同様に、その語源が明らかで、なおかつ、(名称付与時には)独創的であったからこそ、そららの判断に対して違和感を覚える人が多いのではないかと思います。

恐らく、その場合の「ウォークマン」は、「普通名称」として認められなかったのではないでしょう。
事後的に自他商品等識別力が失われた、「慣用商標(3条1項2号)」として扱われたのでしょう。
著名商標の場合、宣伝等に力を入れないと、あっけなく自他商品等識別力を失ってしまう場合が多々あります。
「ホッチキス」「ナイロン」「味の素」等が該当します。
これらは「普通名称ではありません」。

| ですから、仮に一般的な語として取り扱われるようになったとしても、創作性のある語と他所から借りてきた語は別物でしょう。

「普通名称」は、商品・役務において「普通名称」です。
「慣用商標」も、商品・役務において「慣用商標」です。

| >さて、百歩譲ってそのような条約にするとして、その「創作性」の基準はどうしましょう?
| 現商標法の、「その商品又は役務の普通名称を普通に用いられる方法で表示する標章のみからなる商標」から「その商品又は役務の」「普通に用いられる方法で」を外せば良いだけで、既に普通名称か否かという判断は行われている訳ですから、新たに困難な判断を求めるものではないと思います。

それは現行の全世界的商標制度を根底から覆すこととなります。
それこそ混乱を招くでしょう。

| 現に「その商品又は役務の普通名称を普通に用いられる方法で表示する標章のみからなる商標」に対しては可能性を閉ざしているではないですか。

「その商品又は役務の普通名称を普通に用いられる方法で表示する標章のみからなる商標(3条1項1号)」は、「その商品又は役務において」自他商品等識別力を発揮し得ない商標である、つまり、一般的登録要件を満たさないからです。

| でも、そのような名称を(登録できないまでも)商標として実際に使用してるでしょ?

「普通名称」はあくまでも「商品又は役務において」普通名称なのです。
「商品又は役務において」普通名称でなければ、自他商品等識別力を発揮し得ます。
自他商品等識別力を発揮している商標は、「その商品又は役務において」は、普通名称ではありません。

「アップル」は果物における普通名称です。
りんごに「アップル」と付しても、誰が作ったのか、何処から来たのかはわかりません。
でも、「アップル」はコンピュータにおける普通名称ではありません。
コンピュータに「アップル」と付すと、私達は「あのアップルだ」と認識できます。
これが「自他商品等識別力」です。


ところで、セルダンさんはこの商標に関する議論を通じて、どうされたいのですか?
私は勉強の復習がてら返答をしていますが、この話題、私が論破されたとしても、結果的にはなんら変わるものではないと思います。
長い歴史を持つ全世界的な商標制度が根底から覆ることはあり得ないからです。

投稿: 松田陽一 | 2007.02.09 20:49

訂正します。
「ナイロン」は事後的に普通名称化したものです。
特定の出所を表示するものと認められなくなってしまったものです。

普通名称とは、取引界において「それは特定商品又は役務の一般的名称である」と認識されるに至った名称を指します。

投稿: 松田陽一 | 2007.02.09 21:10

>松田陽一さん
>本当に内容を見たんですか?
>当該ページには「信憑性が薄い」と書かれています。
もちろん、その部分も読んだ上ですが、そういう話を聞いた時に、直感的に「おかしいな」と考える理由を考えてみれば、その語源にオリジナリティがあるからではないかという一例として上げたまでです。
ちょうど上でURLも挙げられてましたし。

>| >さて、百歩譲ってそのような条約にするとして、その「創作性」の基準はどうしましょう?
(略)
>それは現行の全世界的商標制度を根底から覆すこととなります。
>それこそ混乱を招くでしょう。
いゃ、その問題(混乱を招く)は、百歩譲った時点で既に譲られてますから、今更問題にされても困ります(^^;

>「普通名称」はあくまでも「商品又は役務において」普通名称なのです。
>「商品又は役務において」普通名称でなければ、自他商品等識別力を発揮し得ます。
いゃ、リンゴの話は離れて、「商品または役務において」普通名称であるものを商標として実際使っている場合もありますねという話で。
たとえば「業務用食品スーパー」という店名の業務用食品スーパーとか。
こういう、現行法規の上でも法的保護を受ける可能性が閉ざされている場合がある以上、法的保護を受ける可能性が閉ざされるからダメというのは理由になりませんねと言ってる訳です。

>ところで、セルダンさんはこの商標に関する議論を通じて、どうされたいのですか?
>(略)この話題、私が論破されたとしても、結果的にはなんら変わるものではないと思います。
いゃ、それはむしろ私が聞きたかった事なんですが(^^;
最初の方を見てもらえばわかるように、「何ガキの喧嘩レベルのくだらね~事してんだよ。無駄に権利与えるからくだらない事やるんだから、権利与えるのやめちゃえば~」と酒場のグチレベルで(^^;書いてるだけだし、たとえ私が論破した所で何が変わる訳でもないのは明らかなのに、何でこんなに熱心に議論を続けるのかなぁ?と・・・

>長い歴史を持つ全世界的な商標制度が根底から覆ることはあり得ないからです。
これは日本人の悪い癖ですね。
欧米人は「人間が作ったものは、どんなものでも人間が変えられる」と考えます。
まぁ、「オマエは神になったつもりか~」みたいな無茶やる場合もありますが(^^;、人間同士の約束事である条約なんて、いくら歴史が長くても自分に不都合になればどんどん変えちゃいますよ。
まぁ、この商標なんてのは変えてもメリットが無いから変えないでしょうけど。

投稿: <セルダン> | 2007.02.10 01:35

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受信: 2007.02.06 14:13

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