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2007.04.23

囚人のジレンマ

“囚人のジレンマ”で考える、ソフトバンクモバイルの価格戦略

「囚人のジレンマ」まで思い付いたのであれば、「ソフトバンクの「値下げ対抗」は、相手を縛る作戦か?」というのはちょっとどうよ?みたいな。
これは繰り返し型の囚人のジレンマにおける、いわゆるしっぺ返し戦略というヤツでしょう。
「囚人のジレンマ」を避けてるんじゃなくて、「囚人のジレンマ」での必勝戦略(?)を取ったという事で・・・

ただ、理論的には正しいかもしれないけど、現実的には
・プレイヤーが対等ではないため、協調/裏切りによってもたらされる利得/損失の影響が違う
・利得が一定限度を割ると退場(^^;となる
という理論にそぐわない部分がある。

ソフトバンクがしっぺ返し戦略に出た以上、このまま続ければソフトバンクが勝つ事になる訳で、他社としてはゲーム理論から外れる「利得が一定限度を割ると退場(^^;となる」というのを有効活用(?)して、ソフトバンクの利益が0となるだけの値下げ(裏切り)を続ければ良いという事になる。

もちろん、基本料を下げるとなると将来ソフトバンクが退場した後に値上げするのは難しいという問題も出てくるけど、ココはソレ、ソフトバンクを見習って(^^;「ドコモ大創業祭キャンペーン」とか言って期間限定で値下げすれば良い。
「期間限定」と言っている以上、期間が過ぎた後で元に戻さないと公正取引委員会から怒られる(^^;から、已む無く値上げせざるを得ない訳で・・・

となれば、ソフトバンクとしては
・それは期間限定だからウチは関係無いね~という態度に出る
・約束通り値下げ追従する
の2つしか選択肢は無い。
前者は、しっぺ返し戦略の放棄を意味するし、後者は自滅を意味する。

別の方法として、経年割引の割引率を弄って、最長期の割引率は維持したまま、途中の割引率を下げるという方法もあるだろう。
たとえばドコモの場合10年超で25%割引になるが、これを8年ぐらいで25%割引にしてしまう。
10年超で25%割引にしているという事は、それで十分ペイできる訳だし、8年で25%になったとしても、そのユーザがあと3年使い続ければ結局25%割引になるんだから、長い目で見れば大きな利益損失ではない。
うまく(?)ソフトバンクの利益が耐えられなくなるようなカーブにしてやれば、ドコモは長い目で見ればたいした損失が無いままにソフトバンクの利益を削ることができる。カモ(^^;

他社がこういう戦略に出た場合、ソフトバンクのしっぺ返し戦略はうまく機能するだろうか?
是非やってみてもらいたい(^^;

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コメント

「しっぺ返し」は「イスラエルの兵を一人拉致したら敵国首都や主要都市を無差別爆撃」的な過激なものを指すので、例には当てはまらないような気がします。

投稿: くろはた | 2007.04.24 01:37

てか「体力のあるチェーン店が競合小店舗を潰すために、ある店舗でのみ
損益覚悟で投売り戦術に出て…」というのはいくらでも実例があるような。 (^^;

囚人のジレンマはじつは「双方が個別の損得のみを考慮している」目的でのみ
成り立つのであって、「最初から持ち点が与えられていて先にゼロになったら
無条件で負け」「自分がどれだけマイナスでも相手がそれより低ければ勝ち」などと
ちょっと勝敗ルールを変えてやるだけで成り立たなくなる脆さがあります。

まして現実世界では個人や共同体の価値観なんて不安定な要因も絡みそう。

投稿: yoh-yoh | 2007.04.24 11:50

>くろはたさん
ソレは「過剰防衛戦略」とか「一罰百戒戦略」とか(違)(^^;

>yoh-yohさん
パチンコ屋なんかだいたいそういう戦略ですね(^^;
ただそういった場合、相手を追い出した後で独占により元が取れる訳ですが、携帯の場合auもいたりするので、思うように元も取れずに結局auが漁夫の利という事もあり得るというのが難しい所カモ。

現実的には確かにそのまま理論通りとは行かないですが、相手がどのような戦略を取っているのかという分析には役立つかなぁ?みたいな(^^;

投稿: <セルダン> | 2007.04.24 20:13

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