ACクラーク氏死去
ついにSF界のビッグスリーがみんな鬼籍に入ってしまいましたね。
先日宇宙ステーションの実験棟「きぼう」が宇宙に上がりましたが、サイエンス・フィクションが現実になってきています。
フィクションを現実にするというのは、もちろん素晴らしい事ですが、逆にフィクションとして目標が示されたからこそ、それを現実にしようとする原動力にもなったのではないかと思います。
最近では技術がSFに追いついて来たせいか、「現在技術の延長」や「荒唐無稽」なSFが多いような気がしますが、ビッグスリーが描いてきたような「技術的ブレークスルーは必要だが実現可能」なSFというのは減っているような気がします。
もちろん、彼らのSFにも荒唐無稽なものも多く出てきますが、「これはちょっと頑張れば何とかなるんじゃないか?」という「近未来」を提示してきたというのが、彼らが「ビッグスリー」と言われるまでになった所以かもしれません。
夢で終わらない夢を見させる事ができたというか。
ご冥福をお祈りします。
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コメント
ご冥福をお祈りいたします。
追悼としては思い出話つーところでしょうかね。
彼の作品で一番好きなのは「未来のプロフィル」です。
小説ではなくエッセイ集ですが、「かのごとくのブレークスルーがあれば、かような技術がありえよう」というSFのガジェット元ネタっぽいところが好きです。
一番最近(とはいってもずいぶん昔になりますが)読んだのは、幼年期の終わりだったかな。
投稿: Kok.Wish | 2008.03.19 21:06
>Kok.Wishさん
私の一番は宇宙のランデヴーですかね。
他の作品もそうですが、非常に細かい、本筋とは全然関係ないような所まで(^^;キチンと緻密に考えてあって、なるほどな~と感心したり。
投稿: <セルダン> | 2008.03.20 01:56
老兵とビッグスリーはやがては消えゆく運命なのかもしれません。
* タモさんはまだ残ってますけど(そっちか)
投稿: Bojan | 2009.06.05 20:00
>Bojanさん
車屋の方はまだ一社残ってますが、いつまで残れるか・・・(^^;
投稿: <セルダン> | 2009.06.06 04:33