« 電子壁新聞 | トップページ | 池田信夫さんへの返事 »

2008.08.21

Friioが何やら大変な事に・・・

何だか例のFriioが大変な事になってるようですが・・・

まぁ、出てくるべくして出てきたって感じもしますが、法的にかなりアブない領域に思いっきり踏み込んできた気もします(最初からアブないという話もありますが(^^;)

しかし、1枚のB-CASカードから、サーバとして耐えうる数の暗号化解除キーが取り出せるとは思えない。ECMをどれぐらいの間隔でチェックさせるか、その時間によると思うが、せいぜい2ストリーム分ぐらいではないか。
ARIBの仕様書[PDF]の37ページ目にありますが、最短1秒みたいですね。
というと、結構大変そうな気もしますが、良く考えてみれば、ストリームの数だけB-CASカードから復号鍵(Ks)を取り出す必要は無い訳で、放送なんだからほぼ同時に多くの端末が同じKwで暗号化されたECMを復号してくれって要求する訳だから、うち一つのストリームだけをB-CASカードで復号して、他のストリームは同じ結果を返してやれば済みますね。

まぁ、放送局ごとに別々のKsを使って暗号化されてるだろうから、放送局の数分ぐらいはストリームが必要かもしれませんが、全国で民放局が127局+NHKが都道府県の放送局ごとに別々の暗号化を行っているとしても+47×2(総合と教育)で合計221。
これぐらいのB-CASカードなら、頑張れば集まるでしょう(^^;
一枚のカードで2ストリーム対応できれば半分になるし。

で、ついでなので一枚でどの程度処理できるかを予想してみると、上記PDFの96ページから、ECMの受信コマンドがn+8Byte、レスポンスが27Byte。
ECMのデータに対応するnは39ページのECMセクション構造から30Byte+α。
まぁ、ザクッと60Byte程度はやり取りが発生するようです。
で、B-CASカードはISO7816-3なので、最低でも9600bpsはイケるはずだから、通信路だけの話をすれば20ストリームぐらいイケる。
まぁもちろんその前にCPUが負けちゃうでしょうが(^^;
実際のスループットがどれぐらい出るかはカードのCPU次第ですね。

# って、全然予想できてない(^^;

で、コデラノブログ3から先に辿って行くと、池田信夫さんのページでも取り上げられているようですが、何か誤解があるような・・・
この仕組み上、B-CASのIDは送受する必要がありません。
B-CASのIDが関係してくるのは、EMMを受信機側がフィルタリングする時(&EMMのデータをB-CASカードに書き込む時)だけで、ECMのデコードにはIDは必要ありません。
また、暗号化されたストリームをKsでデコードする時にもIDは不要ですから、イラナイもの(ID)を送り返す必要もありません。
ですから、たとえB-CAS社がFriioを持っていても、どのIDのB-CASカードでデコードしたかは知り得ないという事になります。

また、1万歩ぐらい譲って仮にIDが知れたとして、特定のIDだけを無効化するというのは、受信機がEMMに正しく対応してくれないとできません。
もちろん(?)そんな事してないだろうし(^^;
それでもなお無効化するのであれば、新しいKwを作って、EMMに正しく対応するであろう他のARIB準拠の受信機全てに新しいKwが行き渡った後で、旧Kwを使わないようにするという方法(リボケーション)をするしかありません。
全受信機のB-CASカードが更新されるのを待たなきゃいけませんから、頑張ってやっても月に1回とか、それぐらいしかできないでしょうね。

# で、やったとしても、1か月以上電源入れていなかったテレビが受信できなくなったとか騒ぎになったりする予感(^^;

|

« 電子壁新聞 | トップページ | 池田信夫さんへの返事 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/4003/42235374

この記事へのトラックバック一覧です: Friioが何やら大変な事に・・・:

« 電子壁新聞 | トップページ | 池田信夫さんへの返事 »