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2008.09.01

ミニノートPCに温度差

ミニノートPCに温度差 外資は元気、国内メーカーは慎重

国内メーカーって○゛カなの?(^^;

ある日本メーカーの関係者は「ミニノートの低価格にノートパソコンが引っ張られて値下がりすることが目に見えている場合は、参入しないという選択肢もある」と明かす。
日本のメーカーが参入しなくても、日本のパソコン市場には海外製のミニノートは入ってくる(ってか既に入ってる)訳で、日本のメーカーがミニノートに参入しないという事は、単に日本のメーカーがミニノートの売上を失うだけで、ノートパソコンの値下がりは止められないし得られるものは何も無いでしょう。
そもそも
日本市場については「サポートやソフトの充実を求める人が多く、安いというだけでミニノートを買うと(物足りなさに)驚いてしまうかもしれない」(広報IR室)と慎重だ。
という判断が間違ってるのではないかと・・・
メーカーのサポートなんて故障修理以外で受けた事ある人はあんまりいないんじゃないかなぁ?
それに、ソフトの充実と言っても、「同じだけの金払って買うならソフトが多い方がいいよね~」とは思うかもしれないけど、「2~4倍払ってでも使うかどうかもわからないソフトがいっぱい入ってる方がイイ!」って人がどれだけいるか疑問です。

ってか、既にミニノートが日本の市場に入り込んでいて、これだけ「安いというだけで物足らなさに驚いてしまう」ようなものが沢山売れてるという現実を無視して「脳内顧客」はこんなモノ望んでいない!って言っても仕方ないでしょう。
現実を見なきゃ。

何か、頑なに「日本語表示には専用ハードウェアが必要です!」と言い張って、結局DOS/V搭載したAT互換機に駆逐されてしまった過去を彷彿させるような・・・
Windowsの登場(というか普及)によって、キャラクタ表示ハードウェアが無価値となってしまったのと同様、多くの人のPCの使い方が、PC上にインストールされたアプリケーションの利用から、ネットワーク上のサービスの利用へとパラダイムシフトして来ているんだから、メーカー側もそれに対応できなければ同じ轍を踏んでしまう事になるんじゃないでしょうか。

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コメント

ソニーは検討しているが確定しているものはない、とかトボケているけど、PSPにキーボード付けてメモリちょっと増やしてLinuxでも乗せて39,800円で売り出したらIt's a SONY とかいう感じで Microsoft に勝てるんじゃないでしょうか? ゲームだってできるんだしテレビも見れるし、多分 1000万台位は売れる。

投稿: phinloda | 2008.09.04 19:20

>phinlodaさん
SONYならこんなのとかどうでしょう?(^^;

# 全然ミニじゃない・・・

投稿: <セルダン> | 2008.09.04 19:46

古い記事にレス付けてすみません。
この日記書かれた時からとても気になっててレスしたかったのですが、色々なしがらみがございまして、レスしようか迷っておりました。

ミニPCに国内メーカーが慎重なのは真っ当な反応だと思います。

ちょこっと中の人だった立場から言わせていただければ、A4とかありきたりな大きさなら作りやすいのですが、サイズを小さくするとどこかに無理が行くのです。例えばキーボードのキーが反応し辛いとか押しにくいとか。発熱が凄いとか。
一時期東芝とかVAIOのC1とか小さなものが流行りましたが、定着しなかったのは、故障以前に使いにくさからくるユーザー様からのご指摘(苦情とはいわないw)と修理部品の単価の高さでした。(C1の液晶を割って交換になると部品代だけで8万円します)
現に富士通がLooxでミニPCを出していますが、何度モデルチェンジしても相変わらずキーボードが恐ろしく打ちにくいです。
某掲示板にて、ミニPCの愛用者の間ではこの機種特有のキーボードの打ちにくさに目を瞑り使い続ける事を愛情を込めて「変態」と呼んでますがw

サポートには故障以外にもご要望や使いにくさに対するご指摘(苦情とはいわないw)が寄せられます。
そこで学んだのは「リコールの範囲ってメーカーの体力と比例する」という事ですがw
現行のPCより小さくするということは製品を一から設計する事であり、設計は全てそのメーカー内でやっている国内メーカーさんは殆ど無いでしょうし、ミニノート製造のノウハウを持った海外の製造専門のメーカーを探す所から始まるのでコストがあまりにも高いのです。
EeePCをヒットさせたASUSが思い切ってミニPCを出して成功したのはマザーボード製造で培った技術力がモノを云っています。

ミニPCに国内メーカーが慎重だと書かれている記事はこの日記をお書きになった時期に色々なところで書かれてましたが、これらの記事に全く取り上げられませんが、日本国内のメーカー(弱小ですが)でもタッチパネル液晶のミニPCほぼ1本でやっているメーカーがあります。恐らく広島では元ベスト電気だったビックカメラでのみの取り扱いがあると思いますが、お買い物の際に触ってみてください。初号機ユーザーのお客様からの強い要望でキーボードが大幅改良され、本体の大きさの割にとても打ち易いです。

この日記をお書きになった約一ヶ月後にNECからミニノート出すって報道ありましたね。本音を言うと「やめとけ。君子危うきに近寄らずだぞ!」という感じですがw
このまま本格的に国内大手PCメーカーがミニPC市場に参入したら先に挙げたキーボードが打ちやすくなったミニPCメーカーは淘汰されそうで心配です。

P.S.
>PSPにキーボード付けてメモリちょっと増やしてLinuxでも乗せて39,800円で売り出したらIt's a SONY とかいう感じで Microsoft に勝てるんじゃないでしょうか? ゲームだってできるんだしテレビも見れるし、多分 1000万台位は売れる。

これは無理だと思います。そもそもVAIO作ってる会社とPSPの会社は別会社だし、VAIOの設計の方々や製造ラインは一時期の売上げ低迷で矢沢永吉がCMしてる部隊に取られちゃって人手不足だしw

投稿: もぐら猫 | 2008.11.26 00:59

>もぐら猫さん
日本のメーカとしての考え方は良~くわかります。
確かにその通りでしょう。
でも、そういう考え方で生き残って行けるのか?というと、疑問に思います。

このNetBookって、昔N社が「日本のPCには漢ROMが必要です!」って言ってる所にAT互換機が入り込んだ時と、状況がすごく似てるんですよね。
メーカとしては、日本のユーザに100%の満足を与えられる製品を出そうとしていて、一方でユーザは、満足度は60%でいいから安くて手軽なのが欲しいよねと言ってるような状況。

元々このNetBookって、100$PCだかの話の流れの中で、最高のモノじゃないけど、低所得者でも買えてソコソコ使えるようなのがあったら売れるんじゃねぇ?というので出してみたら、意外と(?)低所得者だけじゃなくて欧米先進国でも人気が出ちゃって大爆発みたいな所があります。
ASUS自身も、ここまで売れるとは当初考えてなかったんじゃないですかね。

これはかなり妄想込み(^^;ですが、100$PC製造の話はASUSにも来てて、色々検討してみたけど100$はムリって事にはなっちゃったんだけど、でも安く作ろうと思ったら結構安くできるよね~。んだったら作ってみるかな?というので出したんじゃないかと。

日本のメーカの場合、まず日本人に受け入れられる事というのが大前提になっちゃうから、こういう冒険はムリでしょう。
だから、最初に日本のメーカから出すべきとは思いませんが、実際これだけモノが動き始めた後でまで「日本のユーザには受け入れられない」って言ってても仕方ないでしょう。
実際日本のユーザが買ってるんだから(^^;
この辺の初動のマズさってのが、AT互換機の頃から変わってないなぁと思ったりします。

投稿: <セルダン> | 2008.11.26 04:12

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