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2008.12.10

“タダが当たり前”の時代、コンテンツ産業に起死回生の魔法はあるか

“タダが当たり前”の時代、コンテンツ産業に起死回生の魔法はあるか

いつか来た道、というか、ソフトウェア業界が10~20年前に直面した問題ですね。
フリーのソフトが増えて来て、ハンパなものや汎用性のあるものでは、ほとんど商品にならなくなった。
まぁ、ハンパなものでお金もらおうってのが太て~考えだという話もありますが(^^;

ソフトの場合は、どっぷりとユーザディペンドな業界(謎)があるので、そういう所向けにカスタマイズしたり、そもそも、そういう特殊な業界向けにはフリーソフトが無かったりして、それなりに駄賃仕事(^^;はあったりしますし、フリーソフトのサポートという新しい仕事があったりという「逃げ道」があったんですが、コンテンツ業界の場合はそういうのが(今の所みつかって)ない。

まぁ、そりゃわかるし「大変ですね(他人事)」とは思うけど、一度流れ出した方向は絶対元には戻らない。
元には戻らないけど、非常にインパクトのある方法であれば、流れを変える事はできる。
たとえばiTunes Music Storeが、Napsterとかで無料という流れができかけていたのに、強いインパクトを与えて有償という方向に流れを変えたような。
そういう「有償だけどこっちの方がいいよね」とユーザに思わせるようなものを提供できない限りは、流れは変わらないんじゃないでしょうか。

「テレビ番組の制作本数が激減している」と堀社長は指摘する。「年末年始のテレビ番組を見てみても、過去のドラマやバラエティーの再放送ばかりだ。理由はお金がないから。今後は日本の人口が減少し、新しいコンテンツを作ることができない状況になる」(堀社長)
テレビ局にカネが無いのは、地デジ投資とかでカネ使ったからじゃないでしょうか?(^^;
世間一般では、「視聴者が減ってスポンサーが離れたから」とか言われてますが、それと矛盾する統計もあります。
電通から出てる日本の広告費[PDF]という資料ですが、これを見ると、1999年から2007年まで多少の浮沈はありますが、だいたい2兆円前後で推移しています。
右肩下がりとかではなく。
まぁ、車屋が減ってパチンコ屋が増えたとかの業界の移り変わりはあるでしょうが、総額ではそんなに変ってない。
にも関わらずテレビ局にカネが無くなったという事は、使うカネが増えたか、テレビ局の入りが減った(広告代理店のピンハネが増えた)かのどちらか(または両方)。

使うカネが増えた方は、まぁ検証するまでもなく明らかなので置いといて、ピンハネ(^^;の方ですが、電通の投資家情報のページに決算時の資料があります。
この中で2005年から補足資料というのがあって、ここに業務別の売り上げが載っています。
で、ここからテレビ関係を見てみると2004年3月期から2008年3月期で7千億~76百億と、こちらも浮沈はありますが、だいたいテレビ業界全体の広告費と連動していて、広告費全体の36%~37%で推移している。

まぁ、どちらも電通の資料なので、矛盾が無いように調整されている(^^;という可能性も無いでもないですが、これらの資料が正しいとすれば、特に電通のピンハネ率が上がった訳でもなさそう。
となると、やはり「カネをたくさん使ったから」というのが理由なのではないでしょうか。
まだ今年度の情報は出てないので、今年はド~ンと下がってるという可能性はありますが、それは景気変動によるものであって、長期トレンドとしては減るにしてももっと穏やかに減っている。

という事で、テレビ局関係で直近に大幅な売上減があったとしても、それは景気変動や地デジのせいです。多分。(^^;

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コメント

そして、最近、政府が広告税なんてものの導入を検討しているようなので、余計に...

個人的には広告税は是非導入すべきだとは思いますが、言い出しっぺの麻生首相がマスコミに叩かれること叩かれること...(合掌

投稿: Inetgate | 2008.12.11 07:12

>Inetgateさん
マスコミの麻生叩きってなんかもう・・・って感じで。
漢字を読み間違ったぐらいでいつまでも揚げ足取ってる紙面に誤植があったりという、笑える・・・というか笑えない状況がありますし(^^;

投稿: <セルダン> | 2008.12.12 00:21

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