« チーズバーガー1個=検索1万5000回 | トップページ | ステレオマイクとか買ってみた »

2009.05.15

エコポイント

割引セールとエコポイントで、家電量販店「2階建て」割引も

このエコポイント、景気の下支えの効果はかなりあるだろうし、施策として方向性は良いと思う。
良いと思うのでどんどんやれば良いんだけど、それに対するマスコミの反応が面白いですね。

これまではしょーもない事で叩きまくってたのに、いざ自分たちにメリットのある施策(テレビ局にとっては地デジ移行が進むし、新聞も家電メーカや家電販売店からの広告出稿が増えている)だと、こんなにあやふやで見切り発車なモノでもかなり好意的に取り上げている。

自分たちが良ければそれでいいのか?

ま、いいんだろうね(^^;
ピースボートだって、あれだけ派遣に反対してた自衛隊に警護依頼するぐらいだし(謎)

元々、日本の不況ってマスコミが煽ってる部分がかなりあったから、それが弱まれば多少はマシになるかもしれない。
輸出産業がボロボロだってのは、まぁ間違いない所だけど、内需だけでもGDPは増やせる。

これまで、特に高度成長時には輸出で稼いでいたから、直観的に納得できないかもしれないけど、もう一段メタに考えて(謎)世界全体を考えると、地球からは一切地球外に輸出していないのに世界合計のGDPは増えている。
たとえば統計局のこの資料[PDF]6ページを見ると、2003年に37兆ドルだったのが2007年には54兆ドルになっている。

輸出なんてしなくても、域内でぐるぐるおカネが回ればGDPは増えるのであって、輸出というのは自国でぐるぐるおカネを回す手間を省き、他国のGDPを横からブン取って、自国のGDPをかさ上げするための手段に過ぎない(ちょっと言い過ぎ)
これまでは米国とかEUとかブン取る所が沢山あったから、そっちから取ってくれば簡単にGDPが増やせてたというだけで、ブン取る所が無くなれば、自前でお金を回してGDPを増やせば良いだけの事。

もちろん資源が無い国だから、原油とか鉄鉱石とかの素材や食料は輸入しなきゃいけないので、それに見合っただけの輸出はしないと収支が合わないって事になりますが、経常収支はまだプラスを保っている。
なので、この程度の輸出であっても、かつての米国のように貿易赤字をタレ流して富が海外へ流出し続けるという事態にはならない(逆に、量が減っただけでまだ流入している)

もっとも、資本収支が大幅マイナスなので全体ではマイナスになってるけど、これは日本が投資対象として魅力が無くなったと言うより、カネが無くなったから日本での投資を辞めたという影響が大きいんじゃないかなぁ?
個人でも、家を買うのに金が必要になれば株売って頭金作ったりするのと同じ事ですね。
他所から株で運用するよりも安い金利で金が借りられればそうすれば良いんだけど、金利の方が高かったり、そもそも貸してくれなかったり(^^;すれば、たとえその株が有望であっても売るでしょ。
海外の投資家は、それぞれ自国で大幅な赤字を出したりして緊急に現金が必要になったから、手持ちの日本への投資を現金化して引き揚げたというのが、かなりの割合であるんじゃないでしょうか。
「引き揚げた理由」なんてのは統計に出てこないから正確な所はわかりませんが・・・

ま、理由はともあれ、資本流出というのは一過性のものだろうし、経常収支が黒字なんだから、そう悲観する程でもないんじゃないでしょうか。
となると、後は内需をどうやって回せばいいかって話になる訳で、とりあえずマスコミを黙らせておいて(^^;内需喚起するために、このエコポイントは良い線突いてるんじゃないでしょうか。

大型テレビ程ポイントが大きいって全然エコじゃないだろって話もありますが、元々エコなんてマーケティング用のバズワードなんだから(^^;コレでいいんです!多分

リンク: エコポイント詳細未定で開始

|

« チーズバーガー1個=検索1万5000回 | トップページ | ステレオマイクとか買ってみた »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: エコポイント:

« チーズバーガー1個=検索1万5000回 | トップページ | ステレオマイクとか買ってみた »