「フェアトレードって知ってる? 日本人1人当たりの消費量は……たったの3円」
コーヒー豆とかは結構ありますね。
フェアトレードのヤツ
ってか、コーヒー豆ぐらいしか見た事無いんだけど(^^;
日本では消費量が少ないと言うけど、「売ってないものは買えない」というのが一番大きな理由じゃないですかね。
で、何で売ってないかというと、名前が悪い(^^;
「フェアトレード」という事は、その他の商品は「不公正な」商品って事になるでしょ。
日本人って妙に(?)潔癖症な所があって、知らなければ不公正なものでも買うけど、「これは不公正な取引をされたものですよ」と言われてしまうと買いたくない。
もっと言えば、ちょっとズルい所もあると思うんだけど、「不公正だ」と知ってても、知らないフリができるなら買うけど、明らかにされてしまうと買えない/買いたくない。
小賢しいゴマ化しはできるけど、アンフェアなものを必要悪と割り切って堂々と買う程傲慢でもない。
そういう所があると思います。
で、お店の方としても、「フェアトレード」商品を置くという事は、他の商品は「アンフェアトレード」商品ですよと言っているようなものなので、「アンフェア」商品の売上減になる可能性があるから「フェアトレード」商品を置きたくないという方向になっているんじゃないでしょうか。
まぁ、ヨーロッパでも同様に「公正」と「不公正」を並べて「さあどちらを選びますか?」と言われれば「公正」なものを選ぶだろうというプレッシャー(?)を期待して、こういう名前にしてるんだろうし、実際それで成功しているんだろうけど、日本の場合、オーバーストアな状況ですから、「どちらを買いますか?」と言われたら、「(自分をゴマ化せる)他の店で買います」って事になるでしょうし。
ちょっと日本の国情には合っていないように思います。
それに、フェアトレードって何か胡散臭い(^^;感じしませんか?
例えばコーヒー豆の場合。生産者のフェアトレード価格は以下のように保証されている。
最低価格:約2ユーロ(1キログラム)
市場価格:約1ユーロ(1キログラム)
店頭小売価格は通常のコーヒー豆が1キログラムで6ユーロのところ、フェアトレードは12ユーロ程度になる。
生産者に2倍払ってる。それはわかる。ってか、それが目的だし。
それはわかるんだけど、じゃあ何で小売価格まで2倍になっちゃってんの?
1kgで6ユーロの所、フェアトレードだと7ユーロですよというのならわかるけど、何でそれが12ユーロにまでなっちゃうのでしょうか?
その差額5ユーロは、誰のポケットに入ってるんでしょう?
死ぬ死ぬ詐欺(^^;じゃないですが、「可哀想な人を助けましょう」の裏で大きな利益を上げている人がいるような気がしないでもない。
日本では、この「フェアトレード」はあんまり流行ってませんが、別のアプローチがあります。
最近スーパーとかで良く見かけますが「○○さんのトマト」とか「○○さんのピーマン」といった風に、生産者の名前と顔写真入りで売られている生鮮品。
定番の規格品よりはちょっと高いですが、生産者が明らかという事もあって、結構売れているようです。
これもフェアトレードと同じように、スーパーが生産者と契約して、買入量を約束した上で販売している商品です。
フェアトレードは「これが実はイーブンなんだよ。オマエら知らなかっただろうけど他はマイナスなんだよ。マイナスなもん買うなよ。オマエらそんな極悪人なのかよ」という罪悪感を刺激する売り方ですが、この「○○さん」式は「これは付加価値のあるプラスの商品だよ。こっちの方がいいでしょ?」という利益誘導型の売り方。
日本的には、後者の売り方の方がすんなり受け入れられるような気がします。
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